さて今回もVol.1、Vol.2に引き続き、Googleで提供されている無料のアクセス解析ツールGoogleAnalytics
を利用して、アクセス解析ツールの基本的な解説と、サイトに訪れるお客様を可視化させたいという
悩みをもつ方にすっきりするような記事をご紹介していきたいと思います。
おさらいですが、ユーザーが実際に自分のページに対して
- どのくらいページを見ているか
- どのくらいの人数のユーザーが訪れているか
- 新規ユーザーなのか常連ユーザーなのか
- 世界各国もしくは日本の何処からユーザーが訪れているのか
- 検索サイトから自分のサイトにどのような検索キーワードで来たのか
- どのページを多くみているのか、または多く逃げているのだろうか
という内容について説明してきましたが、この記事ではユーザーがどんなパソコンや携帯などの
機器を利用しているか、またどんなパソコンの画面サイズで閲覧しているかなどの見方を
解説していきます。
<ユーザーが使っている機器がパソコンならば、Windowsなのかその他の基本ソフトなのか>
実際ユーザーは、パソコンや携帯、最近だとスマートフォン等いろいろな機器を利用してあらゆるサイトに
訪れています。サイト運営をしていると、その情報を知りたい場合があります。
そのような場合例えば、パソコン画面で確認して作ったサイトですと、パソコン機器で閲覧した場合は、
そんなにイメージは乖離しないですが、携帯からみると、画面サイズが合ってない等、サイト自体が
閲覧できない場合があります。つまりどんな機器を用いてユーザーが訪れているか、運営者としては
把握しておきたいニーズがあります。
そのような時に、ユーザーが閲覧している機器をアクセス解析ツールでは確認することができます。
上図については、GoogleAnalyticsの管理画面のメニューから[ユーザー]-[PC環境]-[オペレーティング
システム]にて確認できるイメージです。あるサイトに対して訪れているユーザーの機器(パソコン基本ソフト)
の比率を示したものです。この例では、Windowsが上位で、約80%のシェアをこのサイトでは占めていること
になります。特徴的なのは、最近になりiPhone、Androidなど少ないながらもスマートフォンからも閲覧され
ているのが確認ができます。
他に機器以外でも、もう1つ忘れてはいけないチェックポイントがあります。それはブラウザというものを意識
する必要があります。
ブラウザを意識する理由としては、ブラウザによって同じサイトでも閲覧できなかったり、文字が化けたり
サイトが崩れて見えたりする場合があります。そのため、100%カバーするのは難しいですが、上図のように
ユーザーが利用しているブラウザの比率を確認して、比率の高いブラウザにおいては必ずサイトの閲覧が
上手くできているかどうか確認する必要性があります。
これは、 GoogleAnalyticsの管理画面のメニューから[ユーザー]-[PC環境]-[ブラウザとOS]で確認
することができます。
<ユーザーが閲覧している機器が携帯ならばDocomo,Au,Softbankなどの携帯なのか>
携帯電話などはどこで確認できるかというと、GoogleAnalyticsの管理画面のメニューから[ユーザー]-
[モバイル]-[モバイルキャリア]から確認ができます。こちらについては上図の黄色枠のように、ソフトバン
ク、ドコモ、AUなどが確認できます。他の表示はモバイルキャリアとは関係ないプロバイダーと呼ばれるもの
ですので無視してもいいかと思います。このように、機器やブラウザを意識することによって、あらゆるお客様
にちゃんと自分のサイトを見ていただけることが可能となるわけです。